4Kの動画撮影を始めるにあたって、編集の際にどのくらいのPCスペックが必要か分からないという方も多いかと思います。
そこで、一例として、私のPCスペックを紹介してみたいと思います。
【2年前に買ったオーバースペックすぎるPCが…!】
現在使っているPCは、2012年に寺町のドスパラで購入しました。
「長く使いたいのでスペック高い気味のが欲しいです」とお店で相談し、イケメン店員さんの素晴らしい流れるようなトークに薦められるまま買ったものです。
スペックは以下の通りです。
- SSD:intel SSDSC2CW120A ATA 120GB
- グラフィックボード:GeForce GTS 450
デスクトップで、価格は10万円ぐらいだったと思います。
買った当初は驚くほどサクサク動作するあまりのオーバースペックっぷりにやりすぎたかとちょっと反省していましたが、今となってはこれを薦めてくれたイケメン店員さんグッジョブ!と言わざるを得ません。
【このスペックでの4K動画編集・再生状況】
撮影した4K動画をそのままPCで再生は問題なくできます。
(再生ソフトによるかも知れません。私はVLC media playerを使っています。)
動画作成の際には、FDR-AX100で4K・30フレームの動画を撮影し、データをPCのHDDに取り込んで編集作業をしています。
ソフトはSony Movie Studio 13で、こちらはSSDにインストールしています。
作業中の問題点は
高画質でのプレビューがきちんとできないことです。カックカクです。
これはかなり痛いですが、私の場合は動きに関してはそこまで細かく作っていないので、荒い画質のプレビューと元動画で動きを確認して、色等の動き以外の要素は高画質プレビューで確認するようにしています。
動きまで高画質でしっかりチェックしたい場合はこのスペックでは無理です。
この問題以外の作業はサクサク動作します。
【4Kで編集した動画の再生は厳しい】
撮影した4K動画をそのままPCで再生するのは問題ないのですが、Sony Movie Studio 13で
編集した4K動画をそのまま再生しようとすると厳しいです。カクカクなります。
そこで、Converterを使い、ビットレートを落としています。私はDivX Converterを使っています。
Sony Movie Studio 13の場合、レンダリングした動画はビットレートが72100kbpsと出ます。
このPCスペックの場合、ビットレート50000kbpsぐらいまで落とすとスムーズに再生できるようになります。
【このスペックだとレンダリングは1分の動画=10分かかる】
4K動画編集の際にPCスペックが十分ないとキツいのがレンダリングです。
(レンダリングとは編集ソフトで編集した映像や音声、エフェクトなどをまとめて1つの動画ファイルとして出力することです)
PCのスペックが低いとレンダリングに恐ろしく時間がかかる上、レンダリング中には他の作業が全くできないどころか何か操作しようものならPCが固まるという事態になる場合もあります。
このスペックの場合、レンダリングは通常
3分の動画で30分前後ぐらいでいけます。
(編集時にいろいろエフェクト等を付けるともっと時間がかかる場合があります。)
レンダリング中のネットの閲覧や別ソフトでの作業は重くなりますが可能です。
フォトショップなどでの負荷のかかる作業はちょっと厳しいです。
Movie Studio 13は別ウインドウで複数ファイル同時に編集作業をすることができるのですが、1つのファイルをレンダリング中に、別のファイルの編集をするのはこのスペックでは無理でした。
2ファイル同時にレンダリングは可能です。(3ファイル以上同時レンダリングはやったことがないので不明です。)
【恐ろしい勢いで食われるハードディスク容量】
最も痛いのは、ハードディスクの容量が恐ろしい勢いで食われていくことです。
撮影した元データと作った動画を保管して…と思うと、なかなか大変そうです。
あと、最近、作業中にPCから全力で処理してまっせといわんばかりの気合の入った音がするようになったのが非常に不安です。
動画編集はPCに負荷がかかりますので、不測の事態に備えしっかりバックアップをとろうと思います…;;
以上、4K動画編集に必要なPCスペックについてでした。
参考にしていただければ嬉しいです!